『 Institute of Dogen&Lifedesign:道元からライフデザインへ』特別イベントin京都

2015年よりスタートした仏教塾が、新たな学びの場『 Institute of Dogen&Lifedesign:道元からライフデザインへ』として再出発!今年は、東京・京都の2箇所での開催です。

今後参加をご検討中の皆様に、ほんの少し塾の空気感を感じてもらえたらと思い、京都開催最終回の12月21日(土曜)、一般公開イベントを企画させて頂きました。
藤田一照の主宰する仏教塾とは、どんな場なのか?などを、少し紹介させて頂きつつ…特別ゲストに、さんをお迎えし、『工藝と禅の交響』 と題し、藤田一照との対談トークライブを予定しております!

今、先人たちの知恵や足跡に敬意を持ちながら、本質を失わず、時代の変化に合わせて物事をアップデートする人々が様々な領域で生まれています。 
約800年前の貴族社会から武家社会へと価値観が大変化した時代に社会の要請に合わせて既存の日本仏教をアップデートしようと試みた道元のように、現代社会の要請に合わせて再度本質を探求し禅の営みをアップデートしようと試みる藤田一照さんもその一人。本塾は、一照さんとその同志たちによる禅と現代社会のアジャストのための実験特区として5年前よりはじまり、その時々で他領域で事物のアップデートを試みる同時代の人々との対話を続けてきました。

 そして12月21日(土)は、京都という地ならではに『工藝』との対話をしてみようと思います。 
ゲストには、中川木工芸の中川周士さん。生活様式の変化による生産量の減少によって先代までのように実践を通して工芸的知恵を磨く機会そのものが減少するなか人間国宝の父のもとで木桶職人となった中川さんは、実践の機会の減少をどう乗り越えるかと自ら探求し、暗黙知を形式知にする試みをはじめます。その探求のなかから生み出されたこれまでの常識を覆す涙型の木桶は、2010年フランスのシャンパンメーカードンペリニヨンの公式クーラーに、その後KI-OKEスツールは2016年にはビクトリア&アルバートミュージアムに、2017年にパリ装飾美術館に永久コレクションとして収蔵。木を扱う技術を完全にアップデートしたそのクリエイションは国際的な評価を得ています。

本イベントでは、話し手に中川周士さんと藤田一照さん、聞き手に桜井肖典、という2時間のなかで、中川さんが捉えてきた『工藝』の本質と、藤田一照が捉えてきた『禅』の本質の交わりのなかで、国境を超えて共有すべき〈人と自然の交わりの知恵〉と〈パラダイムをシフトする創造性〉を探求したいと思います。  『工藝と禅の交響』聞き手役 桜井肖典より

【詳細】
日時:2019年12月21日(土曜)
時間:18:00〜20:00
場所:ウエダ本社 北ビル 2階
〒600-8103 京都市下京区五条通堺町角塩釜町363番地
講師:藤田一照
ゲスト:中川周士さん 
進行:桜井 肖典
参加費:3000円 ※事前決算 (塾生は2000円)
支払方法:振込み  ※お申込み頂いた後振込み口座をお知らせ致します。
定員:50名
主催:藤田一照事務局・合同会社メイジュ
共催:一般社団法人リリース
運営:合同会社メイジュ
協力: 『 Institute of Dogen&Lifedesign:道元からライフデザインへ』実行委員会


【スケジュール】
18:00〜”『 Institute of Dogen&Lifedesign:道元からライフデザインへ』”について 
18:05〜ゲストさんのご紹介
18:10〜藤田一照X 中川周士さん 対談
      質疑応答・お知らせ
20:00 終了

お申込みはinfo@fujitaissho.infoまで。  
メールの件名を、『 Institute of Dogen&Lifedesign:道元からライフデザインへ』特別イベントin 京都とし、  お名前・年齢・連絡先・職業を明記の上、お申込み下さい。


藤田一照(ふじた・いっしょう)
 1954年、愛媛県生まれ 灘高校から東京大学教育学部教育心理学科を経て、大学院で発達心理学を専攻。 院生時代に坐禅に出会い深く傾倒。28歳で博士課程を中退し禅道場に入山、29歳で得度。 33歳で渡米。以来17年半にわたってマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で坐禅を指導する。  2005年に帰国し現在も、坐禅の研究・指導にあたっている。2010年より曹洞宗国際センター所長。Starbucks、Facebook、Salesforceなど、アメリカの大手企業でも坐禅を指導する。 2017年5月より、オンライン禅コミュニティ「大空山磨塼寺(たいくうざんませんじ)」開創。  曹洞宗国際センター2代所長。 著作に『現代坐禅講義 – 只管打坐への道』)、共著に『アップデートする仏教』、『安泰寺禅僧対談 』、『禅の教室』、訳書に『禅への鍵』『法華経の省察』、『禅マインド ビギナーズ・マインド2』など

中川周士(なかがわ しゅうじ)
昭和43年(1968年)京都の桶工房の長男として生まれる。 家業を手伝う傍ら京都精華大美術学部立体造形学科を卒業、父である清司の元で木工道に入る。木工と鉄の現代彫刻の道を同時につづける。 父の人間国宝認定を受け、2003年滋賀県大津市に自身の工房を開き独立、中川木工芸 比良工房を立ち上げる。2010年 フランスのシャンパンメーカードンペリニヨンの公式クーラーを作る KI-OKEスツールは2016年にはビクトリア&アルバートミュージアムに、2017年にパリ装飾美術館に永久コレクションとして収蔵されており、同じく2017年、「ロエベ クラフト プライズ」でファイナリストに選ばれるなど、世界各国にファンを抱える。昭和43年(1968年)京都の桶工房の長男として生まれる。 家業を手伝う傍ら京都精華大美術学部立体造形学科を卒業、父である清司の元で木工道に入る。木工と鉄の現代彫刻の道を同時につづける。 父の人間国宝認定を受け、2003年滋賀県大津市に自身の工房を開き独立、中川木工芸 比良工房を立ち上げる。2010年 フランスのシャンパンメーカードンペリニヨンの公式クーラーを作る KI-OKEスツールは2016年にはビクトリア&アルバートミュージアムに、2017年にパリ装飾美術館に永久コレクションとして収蔵されており、同じく2017年、「ロエベ クラフト プライズ」でファイナリストに選ばれるなど、世界各国にファンを抱える。http://www.nakagawa-mokkougei.com