『移動する学林:LIFESHIFT VILLAGE』in仙台
『移動する学林:LIFESHIFT VILLAGE』
“ほんとうに大事なことは、困難な問題に直面したときに、すぐに結論を出さないで、問題がじぶんのなか で立体的に見えてくるまでいわば潜水しつづけるということである。知性に肺活量をつけるというのはそう いうことである。” ー 鷲田 清一『哲学の使い方』、岩波新書、67頁
これまでに人類が経験しなかったような様々な問題を前にして、自然と、人と、社会との調和を深いところ から育む場となることを願って2015年よりはじまった「仏教的人生学科一照研究室」。三年目を終えようと していたある日、塾長である禅僧藤田一照さんと僕は偶然にも同じ本を手にしていて、そこに共通の問題意 識を見出していました。そして、「わからないことにわからないまま向き合う時間」、「ブッダが過ごした 〈仏教〉を創造するような時間」を四年目以降のテーマとしようと決めました。 本塾が開講してからの三年間は、僕らの世界をよりよく変えることを期待した様々な技術も、ビジネスも、 思考法も、もはやそれだけでは(倫理や哲学を問うことなしに)世界をより困難にするだけだと、より強く 認識する三年間でした。だからこそ、僕たちは社会の初期設定、パラダイムそのものを問い続ける営みへと 学びの軸足をより自覚的に移そうと思います。さらに、同じような思いを抱く同時代の同志を求めて各地へ移動する 動的なコミュニティへとシフトしようと決めました。
『移動する学林:LIFESHIFT VILLAGE』は、自らが安住してきた〈世界〉から飛び出し、刻々と変化す る世界と一体となって〈いのち〉を活かし生きることを学び続ける「実践的学びのプラットフォーム」です。 仏教を補助線として〈わたし〉が生きる土台を体感する「移動するサンガ」へ、日本各地から様々な人々が 集うことを願っています。
2018年1月吉日
藤田一照・桜井肖典・後藤サヤカ
【仙台詳細】
※仙台、名古屋、京都、それぞれで重点的に取り組むテーマを変えながら、年間を通して1冊を深めていきます。
※各会場の1回目、2回目のあいだの約30日間にも、Facebookグループページで学びを深める試みをします。
《開催までのHOMEWORK》
プログラム参加の準備として、各会場開催までに各自で取り組んでいただく課題をお知らせいたします。
《第1回プログラム》
12:00:
各会場の『移動する学林』に参究する全員で、各会場の第1回と第2回のあいだの約1ヶ月間で仏教を補助線として深めたい各自のテーマを共有し、一照さんとともに深めていきます。
14:40:休憩
15:00:
ソマティックワーク&坐禅の時間。この約1ヶ月間のあいだに、自ら意味を探求してほしいワークを紹介しながら、修行としての態度を体感します。
17:00:終了
《第2回までのHOMEWORK》
仏教を補助線にしてそれぞれの人生から学んだこと、ソマティックワークの日々の実践を通しての気づいたことを、参加者全員がグループページでシェアしていきます。
《第2回プログラム》
12:00:
約1ヶ月間のあいだに各自が人生から学んだことを持ち寄り、仏教的態度で日々を生きるための指針を一照さんとともに深めます。
13:50:休憩
14:00: 約1ヶ月間実践したソマティックワークを通しての各自の気づきを共有し、心身で学ぶということを一照さんとともに深めます。
15:30:休憩
15:40: ソマティックワーク&坐禅の時間。次会場までのあいだに、 また、これからの日々で、一照さん自身もみなさんとともに深めてみたいワークをご紹介。
17:00:終了
《開催後のHOMEWORK》
『移動する学林』に集う仲間として、これからの日々で各自の人生を通して深める課題。またそれが、次会場プログラム参加の準備となり、探求するテーマともなります。
お申込みは、info@fujitaissho.infoまで。
メールの件名を、 『移動する学林:LIFESHIFT VILLAGE』in 仙台とし、
お名前・年齢・連絡先・職業を明記の上、お申込み下さい。